子供の親として、道の先達として、わが子、理の子の幸福を願うならば、お道の教え、教祖ひながたの道を勇んで歩ませていただかなければなりませんし、子供たちと共に歩ませていただくことが、何よりも大切です。 “道は小さい時から”とお聞かせいただきますが、幼い頃より、繰り返し繰り返し教祖のひながたを歩ませていただくことによって、教えが身につき、お道の常識で判断できる立派なようぼくへと育ってくれます。世上の常識ではなく、道の常識で判断できるようぼくが育ってこそ、親神様、教祖がお待ち望みくださる陽気ぐらしの世界が実現できるのです。 『天理教少年会員成人目標』は、天理教少年会員の『ちかい』をもとに、作られています。少年会員が、立派なようぼくに育ち、ひながたの道を勇んで通ってくれるようしつけさせていただく大切な角目として、九つの実行項目が記されています。また、めばえ、ふたば、あおば、わかぎの年代別に、その年齢層に応じた仕込みの角目としておよそ百の細目が記されています。しかし、どのような年代の少年会員であっても、めばえの細目を実行の出発点として考え、その積み重ねが大切です。 親と子、また、育成係と少年会員が、そろって順序をおって実行させていただくところに、将来立派なようぼくに育ってくれる、素地ができます。 『天理教少年会員成人目標』は、立派なようぼくに育つための実行の目標なのです。